(物理的に体力が)限界オタクの備忘録

(物理的に体力が)限界オタクの掃き溜め

あんステMoMの天の声から1年


おはようございます。




皆さま覚えていらっしゃいますでしょうか。
1年前の今日。







舞台あんさんぶるスターズ!エクストラステージ 〜Memory of Marionette〜


『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』 on Twitter: "【出演者休演についてのお知らせ】本公演に出演を予定しておりました鬼龍紅郎役 栁川瑠衣が急病のため公演を控えるよう医師より診断を受けました。今後の出演など本件の詳細はブログにて掲載させていただいております。何卒ご了承の程よろしくお願いいたします。
https://t.co/XBQaxcEpgD"




この公演から1年経ちました。








もう1年、まだ1年とも思います。
私にとってこの日は本当に大切な公演です。





何故なら日々樹渉役の萩尾圭志くんがこの日、鬼龍紅郎の代役を務めた日だからです。




多分この公演がなかったら残りの大阪公演見ずに福岡に帰ってたし(実家に帰るついでだった)、仙台にも飛ばなかっただろうなぁって思います。
そして、萩尾くんのお芝居を観に海外遠征までするようになるオタクにはならなかっただろうなぁって。(当時は他の俳優さんメインで応援してました)











あの日本当は福岡に帰る日だったのに色々あって残りました。
萩尾くんが前日に演技を変えてきて、それが凄く良くてまだまだ観たいって思ったのも理由でした。











栁川瑠衣くんの休演発表は現地もギリギリの発表で、まず当日券に並んでた方向けに説明があって困惑した覚えがあります。
確か私も当日券に並んでました。




もう譲渡なのかリピチケなのか当日券なのか全然覚えてないけど、この日列に並んで前後の方とお話ししたし、説明聞いたから多分当日券。




大阪も福岡もチケット買い足してとかいろいろやってたら同じ日のチケット何故か3枚持ってた日とか逆になくて慌てた日とかあったなぁとか、ふと思い出した…









観客全員に開演5分ぐらい前にマベの人が出て来て説明がありました。





今更な事があるんですけど、言いたい。
すっごいラフな格好で出てきたマベの人、せめてスタッフTで全身黒で揃えてくるか、ジャケットだけでも羽織れよって思った。
ダル着とはまた少し違うけど、見方によってはまぁ、そういう感じで、ヤベェって思ったのをふと思いだした。
ちなみにこの人仙台でも見たけど、テーブルに肘ついて女の子と楽しそうに赤いチェックのラフな服で喋ってた。
仕事しろ。





まぁ、初っ端からそんな人から




「袖から代役がセリフをあてる、居るものとして進める」



と説明がありました。






以前、同じマーベラス作品で役者の急病(公演中に)で上演がストップし演出の末満さんから説明とお詫びがあった舞台があって、その時は演出の末満さんが袖から声を代役であてたのでその時と同じ形式で演出家さんかキャストの誰かがあてるのかなと。





とにかくこの貴重な日を忘れない様に目に焼き付けなきゃって思ったのは覚えてます。







この日は10分押しの19時10分開演でした。







MoMの大阪公演に行った方ならわかると思いますが、本当に空席が多くて。
プレミアム席の後方数列空席があったり、2階、3階席が閉鎖されてたりただでさえ独特な雰囲気だった劇場がさらになんとも言い表せない雰囲気でした。



ピンっと張り詰めた雰囲気で客席も緊張や不安が入り混じっていました。









そんな中開演して、最初のお師さんがセリフを発した時に山崎大輝くんから凄い気合を感じたのを今でも覚えています。
この日の気合いの入り方が本当にみんな凄かったけど、特に山崎大輝くんからは絶対にこの公演を演じきるという意志を感じたなぁ。





2幕の七夕曲を歌った後の英智に向けての言葉の迫力が凄くて、呆気にとられた後に涙が止まらなかったです。
MoMでこのシーンで泣いたのはこの日だけだったし、梅田芸術劇場のメインホールの良さもあって千穐楽よりも好きでした。


この日と前日の1/30が私が好きな公演です。
どっちも本当に良かった。















そんな話は一旦置いといて本題に戻ります。







今までこんな経験ないのでどうなるかソワソワしている中ついに大将のシーンが。






MoMの中で大将がセリフを初めて発する屋上で蓮巳からの電話を取るシーン。



大将が居ないところにスポットライトがいる程で当たっていたのが既に観劇している身としては寂しかったです。





そして初台詞





会場の空気が変わったのを肌で感じました。
劇場内の驚きが凄かった。


私はあまりアプリをやっていないのでキャラの声にどこまで忠実かは有名なセリフぐらいしか分からないんですが、この声が既に観劇してる私からすると本当に瑠衣くんの鬼龍にそっくりだったんです。



ライブシーンは緊急音源を使うと告知が事前にあったので瑠衣くんの声が聞こえるのも納得できるけど、セリフは代役の人があててるはずじゃ!?って驚きました。






なずなが出てきて制服の採寸するシーンは鬼龍がいないと成立しない構成になっていて、なずなの背中に制服を当てて「ちょっとサイズ合わせてくれねぇか」と鬼龍が腕を動かしたりしていました。





ここの流れをアプリの「衣装を試着してくんねぇかな?」に変えてなずなが自分の胸元に制服を当てて対応してました。






ちなみに、MoMの鬼龍のセリフとしてはここが一番セリフ変わっていていました。





私的にはこの採寸のシーンがめちゃくちゃ気になりすぎてハラハラしてたのですが、そのシーンになる少し前の蓮巳に対して「彼女か、おめぇは〜」のくだりから代役の声に違和感と言うか、あれ?ってなりはじめました。






「必死って感じだな」でさらに「んんんんん???」






瑠衣くんに凄い寄せてる声でしたが、新規のセリフ、長ゼリフの語尾の言い方、「斎宮」のセリフで確信したなぁ…














「萩尾くんやん(絶句)」











驚き、感動、嬉しさ、もう色んな感情が入り混じって客席で大パニックになりました。




今すぐ誰かに話したい、走り回りたい(物騒)のを我慢してずっと席に座ってた!マジで耐えた!頑張った!(?)







個人的に「ごめんな、いつき。何もできねぇよ」のシーンめちゃくちゃ良かったけど、萩尾くん力んでたのか一番地声が出てたシーンで本当に萩尾くんだぁ…ってなりました。






ちなみにこの日大将の声に引っ張られたのか、渉としての登場シーンの「昔々あるところに…」の声のトーンが低くて「うぇ!?」ってなった…(いやこの日だけじゃなくて、萩尾くん間が空くとこの第一声めちゃくちゃ声のトーン迷子になってた。だいたい「季節は…春っ!」で戻るので安心できたけど)









七夕祭の準備の時はちっちゃい大将ネタというものがありまして…
鬼龍がみつるを肩車して登場するというシーンだったのですが、まさかの肩車されてる「てい」で登場してきて「鬼龍先輩ちっちゃくなっちゃったんだぜ!」と言うみつると床に話しかける友也に客席みんな大爆笑でした。



ドツボにハマって後半それしか覚えてない。
ラビッツの2人が天才でした。











1幕はこんな感じかなぁ。
休憩に入った瞬間、知り合いのところに一直線に走ったのは今でも笑う。
そして泣いた。いや、本当に周りの方ごめんなさい。












「せ゛っ゛た゛い゛大゛将゛の゛こ゛え゛は゛き゛お゛く゛ん゛た゛っ゛た゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」










って半泣きで叫んでたやつ私です。本当にごめんなさい。









2幕も早々に出番があるのでどうかなと思ってたけど、どんどんコツ掴んでたなぁと思いました。
喋りやすそうというか、肩の力がいい感じに抜けてたのかなと思います。






けど、お師さんとのシーンで「その腹話術やめろよ、不愉快だ!割とマジでな!」は萩尾くんでした。めちゃくちゃ萩尾くんでした。









日々樹渉としての出番としては「気球です!」のくだりが印象に残るかと思いますが、この日は客降りがカットされてたので何故出てきたの?ぐらいの勢いでシーン短くなってましたね。



いまでも言ってるけど短冊欲しかったなぁ🎋
客降り導線に住んでた上手の住人だったので。











一番大変だったシーンと思うのが、ラビッツと紅月のライブ対決結果発表シーンでした。
ここで渉さんと大将が思いっきり出番が被るシーン。



全体的にシーンが縮小されてたし大将のセリフはカット。
早めに萩尾くんが捌けてた気がするけど、多分その後の大将のセリフがこの日もあった気がするので着替えの時間を確保するためだったのかなぁと。
何故かここの記憶がないんですよ。




鬼龍が神崎の口を塞ぐところをエアーでやってた神崎見て爆笑したのは覚えてるのに。











この後fineのライブシーンがあったりで本当に2幕大変だったと思います。






やり遂げた萩尾くん本当に凄いの一言でした。













この日、ふとあんステフェスの上映会の時の事を思い出していました。




追加登壇が新キャストと決まった時本当に荒れたし、その後も色々あって炎上がありましたよね。








上映会のあと、MoMまでの間に萩尾くんとお話しする機会があったのですが「あんな状態だったから緊張した」って。





悲しいことにあの時のツイートって少なからず本人たちの目に止まってるんですよね。








だからこそ、それぐらい緊張した作品でしっかりやり遂げた萩尾くんの凄さに本当に涙が止まらなくて、お話した時に改めて萩尾くんを応援しようと思ってMoMを観に来てよかったと心の底から思いました。







この代役の件は当時はスタッフさんがやってた?と呟いている方や日々樹渉のセリフの端折りで萩尾圭志くんなのでは?と推理されている方もいましたが、MoMのリリイベでやっと公開されて色んな方に知ってもらえてこうやって呟いたり、ブログを書けて幸せです。









この日を観劇して彼の役者としてのターニングポイントになるであろうこの日を見れて本当に幸せでした。



この先どれだけ萩尾くんを応援しても、他の誰かを応援しても、見れない貴重な体験だと思います。
こうやって突然代役する事なんて殆どの役者さんも経験ないことだろうなと思うので。



この経験や感想が彼の役者としての自信になってくれたら嬉しいし、いつか君沢さんの様に代役のお話が来た時に自信を持って受けれる糧の様なものになってたら嬉しいなぁと当時のふせったーにも書いたし、今でもそう思います。






たくさん辛い事もあったけど、その分嬉しさも幸せも貰った舞台だったなぁ。











2/1、明日あんステNBSの大千穐楽ですね。
フォロワーさんもたくさん現地に行くので、みんな最後まで無事に終わるのを私は関東から見守りたいと思います。











最後に前も呟いたけどMoMのお気に入りのシーンを書かせてください。


あんステ公式の上げたfineダイジェスト映像「https://youtu.be/pn4zGWoPoGs」のTryst of Starsの
「たとえ明日には別たれると知っても~」の「別たれると~」からの部分でセンターにいる英智と渉が左右にターンしながら捌ける振りがあるのですが、ダイジェスト映像ではただ左右に別れるだけだったのが公演期間の後半あたりから渉が必ず英智の方を向いて、英智を見てからターンするようになりました。
萩尾くんと笹森くんの関係性が目に見えて変わったのだというのが受け取れてとても個人的には好きなシーンで、本人も意図して変えたシーンでDVDにも残ってますので是非見てください。






また、あんステで萩尾くんの演じる渉さんに会いたいなぁ。